緑茶の風邪・インフルエンザ予防効果
カテキン・テアニンの殺菌作用がウイルスを撃退する
伊藤園中央研究所の研究データによると、人に対して緑茶と風邪菌・ウイルスの関係性を調べたところ、緑茶に含まれるカテキンによって風邪菌が体内で増えるのを抑えてくれることがわかったそうです。
さらに緑茶に含まれるテアニンも風邪予防に効果的で、免疫力を高める効果があることがわかっています。
緑茶を飲むとインフルエンザ対策ができる
伊藤園中央研究所の試験では、5ヶ月間緑茶を飲んでいるグループと飲まないグループでわけてインフルエンザの感染率を調べました。
すると緑茶を飲んでいたグループでは4名が感染、飲んでいなかったグループでは13名が感染し、3倍以上の差が出ました。
緑茶でうがいをすると良いと言われていますが、普段の生活の中で毎日緑茶を飲むだけでインフルエンザ対策が可能であることがわかっています。
これ以外にも小学生2663人を対象とした免疫力の違いを調べる試験も行われました。その結果は週に6日以上緑茶を飲む子供は週3日以下しか飲まない子供よりも40%も感染率が低かったそうです。また、1日何杯も緑茶を飲んでいる方がさらに感染率が低くなったというデータがあります。
毎日飲むことに効果がある
小学生のインフルエンザ感染率のデータでもわかりますが、ほぼ毎日緑茶を飲んでいる小学生のインフルエンザ感染率が低いのは理由があります。
実はカテキンは体内にとどまることができず、飲んでも出て行ってしまいます。ですから毎日定期的に緑茶を飲み続けることが免疫力を高めるポイントとなります。毎日食後に緑茶を飲む習慣を付けておくと、冬場の風邪予防・インフルエンザ予防ができるでしょう。